胃がんリスク検診

高根沢町では今年度より町の集団健診で胃がんリスク検診が始まりました。胃がんリスク検診とは、血液検査でピロリ菌の有無と胃の萎縮の進行具合を調べ、胃がんになりやすいかどうかを判定する検査です。


ピロリ菌感染

ピロリ菌 胃がんにはピロリ菌感染が深くかかわっています。ピロリ菌感染のない人から胃がんが発生することはごくまれです。また、ピロリ菌感染によって胃粘膜の萎縮が進むほど、胃がんが発生しやすくなります。胃粘膜の萎縮の程度は、胃から分泌されるペプシノゲンという物質の血液中の濃度を測定することでわかり、基準値以下の人は、6〜9倍胃がんになりやすいことがわかっています。胃がんリスク検診とはABC健診ともいい、ピロリ菌感染の有無(血中抗体価)と胃粘膜萎縮の程度(血清ペプシノゲン値)を測定し、胃がんになりやすい状態かどうかをA〜Cの3群に分類する検診法です。
胃ぜん動 胃がんになる危険度がきわめて低い、ピロリ菌の感染がなく胃粘膜が健康な人たち(A群)を精密検査の対象から除外し、ピロリ菌に感染して胃粘膜に萎縮のある人たち(B,C群)には、胃がんの存在を確かめる精密検査(内視鏡検査等)を受けていただくものです。近年、ピロリ菌に感染していないA群の割合が増えており、多くのA群の人たちが内視鏡による精密検診を受けないで済む点も大きなメリットです。 経鼻内視鏡検査

対象者

平成29年度41歳・46歳・51歳・56歳・61歳・66歳・71歳になる方は、胃がんリスク検診が集団健診で受けられます:料金1,000円


該当する方はぜひこの機会に受診をご検討ください。詳しくは、かかりつけ医または保健センターまで
お問い合わせください。

(文責:関根クリニック


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