RSウイルス感染症の症状など

夜間ゼーゼー
  • RSウイルスによって引き起こされる急性の呼吸器感染症です。
  • 乳児期の発症が多く、特徴的な症状は細気管支炎、肺炎で、中耳炎の合併もよく見られます。
  • 2歳までには、大部分の小児が感染します。
  • 感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫感染や鼻汁に汚染された手指や物品を介した接触感染が主です。
  • 2〜7日の潜伏期間を経たのち、乳幼児では上気道症状(鼻汁、咳など)から始まり、その後下気道症状(気管支炎、肺炎、細気管支炎)となり、38〜39度の発熱が出現することもあります。
  • 1歳未満(特に生後6ヶ月未満)の乳児や、心肺に基礎疾患を有する小児が感染すると、喘鳴や呼吸困難などの重い症状を引き起こし、呼吸管理が必要となることもあります。
  • 治療については、特効薬はなく症状に応じた対症療法が主となります。

予防対策など

  • 外出から帰った後、また食事の前や乳幼児の世話の前後には、流水とせっけんを用いて、手洗いを十分に行いましょう。
  • ウイルスの排泄は、症状が改善してからも持続するといわれています。感染した小児を看護する際には、鼻汁など分泌物の処理や取り扱いに注意しましょう。
  • バランスのよい食事や十分な睡眠をとりましょう。
  • 1歳未満の乳児が感染すると重症化する場合が多いので、症状が出てきたら早めに医療機関で診察を受けてください。

参 考


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