乳幼児期に受けるべき予防接種の多さは、保護者にとって頭の痛い問題です。日本小児科学会では複数のワクチンを同時に接種する「同時接種」を勧奨しています。乳幼児には病気にかかり易い月齢があります。かかりつけ医と相談し、その月齢に必要な接種をきちんと受けましょう。

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール (2020年10月版 日本小児科学会)
ワクチン種類乳児期幼児期学童期/思春期

















9-11
か月
12-15
か月
16-17
か月
18-23
か月








10歳以上
インフルエンザ菌b型
(ヒブ)
不活化@ABC(注1)
肺炎球菌 (PCV13)不活化@ABC(注2)
B型肝炎 ユニバーサル
母子感染予防
不活化@AB(注3)
@AB
ロタウイルス 1価
5価
@A(注4)
@AB(注5)
4種混合(DPT-IPV)不活化@ABC(注6)(7.5歳まで)
3種混合(DPT)不活化@ABC(注6)(7.5歳まで)
D←(注7)E11-12歳←(注8)
2種混合(DT)不活化11歳@12歳
ポリオ(IPV)不活化@ABC(注6)(7.5歳まで)
D←(注9)
BCG@
風疹・麻疹(MR)@A←(注10)
水 痘@A(注11)
おたふくかぜ@A←(注12)
日本脳炎不活化@AB(7.5歳まで)C9-12歳
インフルエンザ不活化毎年(10月、11月などに)@A13歳より@
ヒトパピロ−マ
ウイルス(HPV)
不活化(注13)小6中1
@AB
中2〜
高1
定期接種の
接種期間
定期の接種
可能な期間
任意接種の
推奨期間
任意の接種
可能な期間
小児科学会
推奨期間
健康保険で
の接種期間
(注7)就学前児の百日咳抗体価が低下していることを受けて、就学前の追加接種を推奨
(注8)百日咳の予防を目的に、2種混合の代わりに3種混合ワクチンを接種してもよい
(注9)ポリオに対する抗体価が減衰する前に就学前の接種を推奨
(注11)水痘未罹患で接種していない児に対して、積極的に2回接種を行う必要がある
(注12)予防効果を確実にするために、2回接種が必要である

(日本小児科学会 2020年10月版一部改編)

定期予防接種は町から接種費用を助成しています (受け方、町内接種医療機関)

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