水痘の症状など
・ | 水痘は、発熱と軽い全身症状および発疹を伴う急性の感染症です。病原体は水痘・帯状疱疹ウイルスで、感染者の水疱や気道からの分泌物が感染源となり、ヒトからヒトへ感染します。 | |
・ | 通常2週間程度(10〜21日)の潜伏期ののち、発疹が現れます。発疹は全身性でかゆみを伴い、紅斑、丘疹を経て短時間で水疱となり、その後はかさぶた(痂皮)となって脱落します。発疹は、頭皮や口腔、上気道の粘膜にも現れるのが特徴です。 | |
・ | 罹患年齢はほとんどが9歳以下です。一般的に38度前後の発熱が数日続く程度で経過しますが、15歳以上と1歳以下では合併症の危険性が高く、肺炎や脱水、髄膜炎などをひき起こすことがあります。 | |
・ | 学校保健安全法では、すべての発疹が痂皮化するまで出席停止とされます。ただし、症状により感染のおそれがないと認められたときはこの限りではありません。 |
予防対策など
・ | 感染源との接触前に、水痘ワクチンの予防接種を受けることが最も有効です。 | |
・ | なお、ワクチン接種により抗体を獲得していても、ウイルスにさらされたときに発症することが10〜20%程度ありますが、きわめて軽い症状ですむことがほとんどです。 | |
・ | 症状が出てきたら早めに医療機関で診察を受けてください。 |
参考: | 栃木県感染症情報センター |